顧客目線で実際に良いと感じたモバイルアプリをDX/UX観点で紹介します。

UXディレクターが選ぶ4つのDX/UX好事例


目次

  1. アーティゾン美術館
  2. セラガン Therabody App
  3. ZEPP LIFEアプリの睡眠
  4. EarStudio(番外編)

1.アーティゾン美術館

街の中に溶け込んで、ふらっと街中で美術館に立ち寄って、またふらっと街にでていく。ことをコンセプトにしていると冊子に書いてありました。展示音声案内もアプリをダウンロードすれば、無料で作品ガイドを聞くことが出来ます。煩わしい音声端末の貸し借りをせずとも、自分のスマホで、自分のお気に入りのワイヤレス・ノイキャンイヤホンでストレスレスに快適に作品鑑賞を楽しめます。

この全体的なUXとアプリケーションのつくりも、モダンなアーティゾン美術館のコンセプトにマッチしたデジタル活用事例だと感心しました。

2.セラガン「Therabody App」

マッサージ器のアプリです。初心者向けのチュートリアルから毎日のルーチンのリカバリーメニューなど目的別からアクティビティ別、部位でのマッサージ方法が、動画でマッサージ器と連動します。よく出来ています。

3.Xi Bandシリーズ「ZEPP LIFE アプリ」

スマートバンドのモバイルアプリですが、こちらの睡眠スコアを表示するUIがよく出来ています。 毎日、睡眠スコアの詳細項目が、「深い眠り」「REM」「入眠が遅い・早い」等を他のユーザーの傾向値と比較して眠りに関するアクティビティを数値化してくれます。

リニューアルされた別アプリでは、このあたりが仕様変更になっており、こちらの古いアプリのUIや表示項目がむしろ睡眠計測には役立ちます。この2つのアプリの利用状況を比較してみたところ。上記のような表示内容が、睡眠のスコアリングには役立っていると考えました。

アプリをする際には情報をどの粒度、どんな内容で利用者に提示するを、想定するプロダクト体験に合わせて慎重に検討することが多いです。このZEEP LIFE モバイルアプリはよく出来ていると参考になりました。

4.EarStudio

Bluetoothレシーバー・ヘッドホンアンプのアプリ マニアックな内容にはなるのですが、徹底的にユーザーがオーディオのパラメーターを設定・カスタマイズできるモバイルアプリを紹介します。

イコライザーはもとより、DACのデジタルフィルター処理のパラメーター変更、オーバーサンプリングの倍数、マイク感度、ハードウェアボタンの挙動の設定、Bluetoothの接続コーデックの選択など、ハードウェアで制御できる可能なパラメーターはすべてあるといってもいいくらいに、設定を変更できます。

完全ワイヤレスイヤホンなどのオーディオ機器のスマホアプリは多くありますが、ここまでカスタマイズできるものは、他にないのでここに掲載させていただきました。

ちなみにオーディオ機器として総合的によく出来ている製品で、2018年発売から、4年以上経過しても、音質やマイク性能なども現役で使用できます。この製品の作り込み、クラフトマンシップには感銘を受けました。

まとめ

以上、UXディレクターの観点でDX/UX/UIにおいて参考になるアプリを紹介させていただきました。

顧客価値提供を中心とした新規事業立ち上げ、グロースフェーズ、UX/UI、プロダクトマーケティングに関する質問・ご依頼はLYN Inc.までまでご気軽にご連絡ください。

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